コロンブスにとって2022年最初の展示会となった今回の原画展では、30名を超えるアーティスト様にご出展頂きました。
展示会では原画作品の他に、各アーティスト様の活動を紹介するポートフォリオをご用意頂き、展示会を訪れた来場客様と出展アーティスト様が直接繋がれる仕組みを目指しました。
2022年1月10日から1月24日にかけサンフランシスコのアートが溢れる街「ミッションディストリクト」の老舗ギャラリーブックストアさん Adobe Books & Art Cooperativeさんにて原画展を開催させて頂きました!
今回の原画展の会場であるブックストアさんは、盛んなアート文化があるサンフランシスコの中でもアートの中心地と言われる「ミッションディストリクト」の中心地にあります。オーナーさんが自ら選んだ古本を毎週入荷し、15人を超える店員さん達もほぼ全てアーティストというとても雰囲気のあるお店でした。
アーティストの集まる自由な空気がありながら、とてもしっかりジャンル分けされた本棚と清掃が行き届いたとても気持ちの良い空間で、多くのファンに長く愛される理由を垣間見た気がします。
コロンブスの原画展はお店の中にあるバックルームギャラリーで開催され、沢山の方々に展示を鑑賞いただきました。
こちらのブックストアは1990年代にこの地域で起こった “Mission School” というアート運動の中心地だったそうです。
Mission School(学校ではなくアート運動の名前)を現地で経験されたブックストアの店員さんは、当時のこのエリアは若いアーティストで溢れ、ギャラリー内に留まらず街の壁をキャンバスにアーティストが自由に毎日創作活動を行い、全てのアーティストが自由なコラボレーションで共に働いていたとても美しい時間だったと回想してくれました。
コロンブスの展示会が行われたAdobe Booksはそのアート運動の中心であり、運動を通じ沢山のアーティストを排出しております。英語ページとはなってしまいますが、Wikipedia内で関係アーティストの名前を見る事ができますので、ご興味ございます方は是非ご覧ください!
https://en.wikipedia.org/wiki/Mission_School
今回の原画展では、2週間の展示を通じ4つの原画作品が購入されただけではなく、展示会を訪れたお客様より出展アーティスト様へ作品制作依頼があるなど、コロンブスとしましてもとても嬉しい目に見える成果を得る事ができました。
また、展示会終了後に参加アーティスト様に匿名で行ったアンケートでは、63%のアーティスト様がSNS上で現地からのフォローやライクなどリアクションがあったとのご回答を頂きました。
また、以前は日本より一般への浸透が遅れているように感じられていたスマートフォンでのバーコードリーダーを使用する方が多く見られ、各アーティスト様へご用意頂きました活動紹介ポートフォリオの高い効果を確認できたと同時に、来場者様の中にはアーティスト様ご自身がご用意された名刺に感銘を受け、直接そのお礼が言いたいと連絡をされた方もいらっしゃいました。
どんどん便利になるテクノロジーを利用しながら、実物を見れる原画や名刺などを合わせて展示する事が、展示会開催によって次の展開が生まれる可能性を高めると感じる事ができました。
今回の原画展では審査を通じて選ばせて頂きました参加アーティスト様の作品への現地のポジティブな反応を様々な面から感じる事ができました。
来場された方に展示作品が日本から来たオリジナル作品であるとお伝えした際に、「じゃあこの作品はアメリカではここでしか見られないのね?素晴らしい機会をありがとう」と言っていただいた言葉を非常に嬉しく感じました。
作品の素晴らしさ、海外の方にとっては良い意味で見慣れない日本のアーティスト様の創作アイディア、そして海の向こうから現地に届けられた作品という事実を含め、海外での展示には日本国内とは違うチャンスがあると感じる事ができました。
当展示会終了後ブックストアさんとお話をし、是非また展示会をやりましょうというお言葉も頂きました。次回は現地アーティストとのコラボ展示会など、今回感じた手ごたえ、改善点からより良い展示会にしたいと考えております。
海外でアーティスト活動を行うには少なからず壁はございますが、その壁を超えるサポートはコロンブスへお任せ頂けます。
今後もアーティスト様の作品を海外に届けていきたいと思いますので宜しくお願い致します!